【2023年11月】草津市　一戸建て（空き家）売却相場・動向レポート

2-1.草津市で取引された一戸建て（空き家）のここ半年の売却（価格）相場推移の分析

ここ半年の売却（価格）相場の推移について月単位のグラフで整理しました。

10月の中古一戸建ての取引価格は9月に比べて約21%下降し、ここ半年間の平均的な水準に戻りました。

6月・7月と安く取引されていた中古一戸建ての取引価格は底を打って反転し、8月・9月と高値で取引されていたものの、10月は半年間の平均的な水準まで取引価格が下がりました。

下降した要因として8月・9月と比べ10月は「土地面積・建物面積が狭い物件」や「築年数が古い物件」が多く取引されたことが挙げられます。

詳細を確認すると、ここ半年間の草津市の一戸建ては、土地面積平均が約143.12 ㎡、建物面積平均が約107.34㎡の物件を中心に取引されています。

5月～7月の価格相場の下落が続いているのは「建物面積が小さく、築年数が古い物件」が多く取引されたからです。
8月以降は「できるだけ築浅で、土地面積・建物面積が広い物件」が売買されており、このことが取引価格を上昇させている要因の一つです。

一方で10月は「土地面積・建物面積が狭い物件」や「築年数が古い物件」が多く取引されたため、好調だった8月・9月と比べ取引価格が下降しました。
ただし、10月の取引価格はここ半年間の平均的な水準よりもやや高く、草津市の中古一戸建ての値段が大きく下がったことを意味しているわけではありません。

取引件数を見ても、10月は特に好調だった9月の10件とほぼ同数の9件の取引があり、一戸建ての需要が継続してあることを意味しています。

2-2.草津市で取引された一戸建て（空き家）の10月の売却（価格）相場の分析

先月比で売却価格は約21%下降しています。

10月と9月の売却価格、土地面積、建物面積、築年数は下記の通りです。

10月は9月に比べて「土地面積・建物面積が狭い物件」や「築年数が古い物件」に需要が集まりました。

草津市の一戸建て取引市場において、9月は「土地面積・建物面積が狭く、築年数が経った物件」という条件が悪いと言われるような物件が取引されているにもかかわらず、売却価格は上昇し、取引件数も増加したといった通常の値動きとは異なる動きが見られました。

10月は9月よりもさらに「土地面積・建物面積が狭く、築年数が経った物件」の取引が増えた結果、9月よりも売却価格が下降したといえます。

取引件数は9月とほぼ同程度の件数を記録していることに加え、取引件数はここ半年間で2番目に多く、一戸建て住宅に対する需要が高まっていることから、売り時と判断できます。
土地の広さや建物の古さなど多少条件が悪くても、駅までの距離や生活環境など立地条件が良ければ高値で取引されていることを現しています。

3-1.草津市で売りやすい一戸建て（空き家）の立地・条件の推移の分析

草津市のデータから売れ筋の一戸建て（空き家）の立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分析しました。

若干変動があるものの、売りやすい一戸建ての立地・条件に特に大きな変化はないと言えます。
ここ半年では、草津(滋賀)／南草津駅徒歩20分圏内で110㎡以内の一戸建てが売れています。

参照：国土交通省 土地総合情報システム
参照：レインズ

3-2.草津市で10月に取引された一戸建て（空き家）の立地・条件の動向を解説

弊社が把握している、草津市内で取引された一戸建て9件の立地・条件を分析すると、特に「南草津駅」を最寄りとする100～120㎡の4LDKで、2,900万円以下の駅から徒歩20分圏内に位置する物件が人気でした。

売却期間も6ヵ月以内に売却が決まることがほとんどで、取引が比較的活発に行われていることがわかります。

3-3.草津市で一戸建て（空き家）をお探しのお客様の事例

草津市で一戸建てをお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。