【2024年版 】草津市 不動産売却相場動向と今後の予測 まとめ
2024年度版の草津市の一戸建て(空き家)・マンション・土地それぞれの売却相場動向と、今後の予測についてまとめたページです。
草津市 一戸建て売却の2022年から現在までの売却動向と2024年の予測
2022年~2024年7月の一戸建て(空き家)売却価格相場・動向の推移と、2022年と2023年に売れた一戸建ての立地・条件から2024年の需要を予測しました。
草津市 一戸建て売却(価格)相場推移
2023年 | 2022年 | |
---|---|---|
仲介 | 2,820万円 | 2,597万円 |
買取 | 1,974万円 | 1,817万円 |
2022年から価格相場は上昇を続けており、月毎で変動はあるものの戸建て需要が高い状況が続いています。
草津市 売れた一戸建ての立地・条件
草津市で売れた一戸建ての立地・条件の推移を、年次で比較します。
立地・条件 | 2023年 | 2022年 |
---|---|---|
駅徒歩(平均) | 19.5分 | 19.2分 |
広さ(平均) | 107.17㎡ | 107.87㎡ |
価格(平均) | 2,820万円 | 2,597万円 |
最寄駅 | 草津/南草津 | 草津/南草津 |
参照:国土交通省 不動産情報ライブラリ
参照:レインズ
2022年と2023年で「立地・条件」の動向に大きな変化はなく、草津駅や南草津駅の駅徒歩20分以内の物件が売れています。
2024年度の推移予測
草津市は、商業施設等、暮らしに便利な施設が多いことに加え、子育て支援が充実しているので、働き世代や子育て世代からの一戸建てに対する需要が強く、相場が堅調に推移しています。
特に「駅徒歩20分圏内の物件」や「公園に近い」等の立地が人気です。
2024年度の動向としては、上記の傾向が中長期的に続き、大きな相場下落がある可能性は低いと予測しています。
また、「駅から近く商業施設が多い」「築年数が浅い」といった条件が整っている物件は、市場平均以上の価格でも売れる可能性があると見込んでいます。
一戸建て売却相場レポート一覧
草津市 マンション売却の2022年から現在までの売却動向と2024年の予測
2022年~2024年7月のマンション売却価格相場・動向の推移と、2023年と2022年に売れたマンションの立地・条件から2024年の需要を予測しました。
草津市 マンションの売却(価格)相場推移
2023年 | 2022年 | |
---|---|---|
仲介 | 3,279万円 | 3,045万円 |
買取 | 2,295万円 | 2,131万円 |
2022年から価格相場は上昇を続けており、月毎で変動はあるもののマンション需要が高い状況が続いています。
草津市 売れたマンションの立地・条件
草津市で売れたマンションの立地・条件の推移を、年次で比較します。
立地・条件 | 2023年 | 2022年 |
---|---|---|
駅徒歩(平均) | 7.2分 | 7.7分 |
広さ(平均) | 76.19㎡ | 77.53㎡ |
価格(平均) | 3,279万円 | 3,045万円 |
最寄駅 | 草津/南草津 | 草津/南草津 |
参照:国土交通省 不動産情報ライブラリ
参照:レインズ
人気の地域は「草津・南草津駅」周辺から揺るがず、駅徒歩、価格といった条件も殆ど変化はありません。
2024年度の推移予測
草津市のマンション市場は堅調で、特に南草津駅周辺や大路・西大路町エリアは注目のエリアとなっています。便利な交通アクセスと豊かな自然環境、さらには保育施設の充実といった利点が評価され、子育て世代や働き世代からの需要が高まっています。
特に3LDK等ファミリー向けの物件の取引件数が多いことが特徴で、これは市の子育て支援政策が背景にあると考えられます。
また価格面では、3,000万円以下の物件の引き合いが強いものの、築年数が浅く駅や商業施設から近い物件については4,000万円以上でも取引が見られるなど、広範な価格帯での需要があります。
2024年度の動向としては、上記の傾向が中長期的に続き、草津市のマンション市場はしばらく売り手市場が続くと予測されます。
マンション売却相場レポート一覧
草津市 土地売却の2022年から現在までの売却動向と2024年の予測
2022年~2024年7月の土地売却価格相場・動向の推移と、2023年と2022年に売れた土地の立地・条件から2024年の需要を予測しました。
草津市 土地の売却(価格)相場推移
2023年 | 2022年 | |
---|---|---|
仲介 | 1,465万円 | 1,486万円 |
買取 | 1,025万円 | 1,040万円 |
2022年から価格相場は横ばいで推移しており、月毎で変動はあるものの土地需要が高い状況が続いています。
草津市 売れた土地の立地・条件
草津市で売れた土地の立地・条件の推移を、年次で比較します。
立地・条件 | 2023年 | 2022年 |
---|---|---|
駅徒歩(平均) | 20.3分 | 20.0分 |
広さ(平均) | 184.79㎡ | 189.29㎡ |
価格(平均) | 1,465万円 | 1,486万円 |
最寄駅 | 草津/南草津 | 草津/南草津 |
参照:国土交通省 不動産情報ライブラリ
参照:レインズ
少し駅から離れた土地まで取引されてきているというのがわかります。価格も上昇しており、ポジティブな傾向です。
2024年度の推移予測
草津市は特に子育て世代や働き世代のが人気が高く、全国的に人口減少が問題となっている中でも人口増加の傾向にあり、一戸建て・マンションへの需要が強い状態が続いています。
それらの状況を背景に土地価格も全体的に上昇しており、特に商業地の価格上昇率が注目されています。
2024年度の動向としては、土地価格は引き続き少しづつ上昇し、活発な取引が行われ続けると予測しています。
特に駅徒歩20分圏内、かつ200㎡以下の土地は引き合いが強いと見込まれます。
土地売却相場レポート一覧
草津市 不動産売却相場の将来予測
草津市の不動産売却市場について、まず人口動態を解析し、そこから長期目線での見通しを立てます。
市の成り立ち
草津市は古くからの陸上、湖上の交通の要衝としての歴史があります。
古代官道が走るなど古くからの陸運の要衝で、江戸時代には東海道と中山道が分岐・合流する地点として草津宿が発展しました。
加えて、湖上舟運で矢橋や山田、志那の港などが活気を見せていました。
この様に古くから宿場町を核として発展し、1889(明治22)年には草津駅が開業。
1994年(平成6)年、JR草津駅とJR瀬田駅の間にJR南草津駅が新設されたことにより、JR草津駅周辺とJR南草津駅周辺の2つの都市核を中心に市街地が形成されてきました。
国道1号や名神高速、新名神高速など道路交通網も整理されているため、住宅需要が昔から根強く存在します。
人口動態の解析
人口推移について草津市の人口は継続的に増加し続けていて、2010(平成22)年に13万人を超えましたが、2014(平成17)年以降は緩やかになってきています。
特に近年は老年人口が増加がしており、2010(平成22)年には2万人を超えて年少人口(15歳未満)を上回りました。
それでもまだ他の県などと比較すると、生産年齢人口比率が高く高齢化率が低い方なのですが、高齢化率は上昇を続けています。
人口構成としては20〜24歳の男性が総人口の約1割をしめており、その割合の高さが特徴です。これは男子学生の比率が高い「立命館大学びわこ・くさつキャンパス」があるからと考えられます。
人口が集中している地区について国勢調査によると、人口が集中している地区は、草津駅周辺のエリアから始まり1970(昭和45)年位には駅を中心に放射上に拡大、1990(平成2)年にはJR南草津駅南部にさらに拡大し、現在はJR南草津駅北部や東海道新幹線付近にまで拡大しています。
転入・転出の推移について近年、転入者数は7,000人台で、転出数は6,000人台を推移しています。社会増減(転入-転出)は安定的な社会増がここ10年続いています。転出入者が多いことが特徴です。
出生・死亡数の推移について出生数は2005(平成17)年以降は横ばいから緩やかな増加傾向にあり、平成25年にはピーク時に迫るほどの人数が生まれています。
死亡数は増加していますが、自然増減(出生数-死亡数)は2005(平成17)年以降、増加しています。
不動産売却市場の長期的な見通し
将来の不動産売却市場の推移を正確に見通し、予測することは難しく、以下はあくまで推測になりますのでご了承ください。
市場全体について現在草津市は人口増加の波に乗っていますが、2030年から2040年の間にピークを迎え、その後は緩やかな減少に移ると予測されます。
ただ現在は30代40代からの人気が根強く続いているため、そのピークまでは底堅い価格相場が続くと見込まれます。
一戸建てについて一戸建て住宅は、特に子育て世代に需要があります。便利なJR草津駅周辺やJR南草津駅周辺、そして国道1号沿線の一戸建て物件は引き続き強い引き合いが見込まれます。
マンションについてマンションに関しては、特に利便性を重視する層からの需要が見込まれます。草津市は利便性を求める若い層の流入が引き続き続くと考えれるので、JR草津駅周辺やJR南草津駅周辺の徒歩10分以内の物件には長期的に引き合いが続くでしょう。特に30代、40代の人口がマンションを求める可能性が高いと予測されます。
土地についてJR草津駅周辺やJR南草津駅周辺、国道1号沿線といった利便性が高く人気のある地域の土地は、引き続き引き合いが見込まれます。
子育て世代や働き世代の人口が多いことから、市内でマンションから一戸建てへの転居に伴う土地購入の需要等もあると見込まれます。
また、高度経済成長期に整備された住宅団地等で高齢化が進んでいることから、これらの地域での再開発の機会も増えるかもしれません。
※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。