【2024年4月】草津市 土地売却相場・動向レポート
2024年4月更新版の、草津市の土地売却相場の最新動向についてまとめたページです。
1.草津市 3月の売却相場・動向の概要
草津市における、3月度の土地売却相場・動向データを解析して導き出した、主なトピックは以下です。
項目 | 2024年3月 概要 |
---|---|
売り時か? | 売り時です |
売却相場 (仲介) |
1,851万円 |
売却相場 (買取) |
1,296万円 |
価格動向 | 約3.8%上昇 |
売れやすい特徴 | 駅徒歩25分圏内の200㎡以下 |
2.草津市 ここ半年の売却相場推移と3月の売却相場の分析
草津市の土地売却(価格)相場・動向のここ半年の全体感の推移分析と3月の売却(価格)相場の分析をしてみました。
結論、草津市の土地は「駅から遠い」「面積が狭い」など様々な条件の土地に一定の需要があるため、「売り時」です。
2-1.草津市で取引された土地のここ半年の売却(価格)相場推移の分析
ここ半年の売却(価格)相場の推移について月単位のグラフで整理しました。
3月の売却価格は、先月からほぼ横ばいの値動きとなりました。
半年間の中でも特に目立って悪い条件の土地は少なく、立地が良かったことで「㎡単価」が上昇したことが値動きの要因だと考えられます。
ここ半年の値動きとしては1,300万円~1,900万円の間を推移しており、月ごとに土地の個別条件が影響して値動きがみられますが安定して取引が行われています。
3月は「面積」が半年間の平均程度で「生活に便利な場所にある土地」が中心に取引されたことで、㎡単価が上昇しました。
よって、今後も需要に期待ができるため草津市の土地は「売り時」と言えます。
2-2.草津市で取引された土地の3月の売却(価格)相場の分析
前月から平均売却価格は約3.8%上昇しました。
3月と2月の取引価格、㎡単価、土地面積は下記の通りです。
比較軸 | 3月 | 2月 |
---|---|---|
取引価格 | 1,851万円 | 1,783万円 |
㎡単価 | 9.89万円 | 9.36万円 |
面積 | 187.12㎡ | 190.59㎡ |
3月から2月の値動きとしては、平均売却価格はほぼ横ばいでした。
3月と2月の比較をすると土地面積の広さは「ほぼ同じ」くらいで、「より駅近や人気のある駅周辺」での取引が行われたことで㎡単価が上がっています。
3月は「好立地」で、「土地面積も平均的」という個別条件がいい土地が取引されましたが、人気がある場所だけに需要があるわけではありません。
駅から遠くても教育施設や病院が近いなどの特長があったり、適切な価格設定がされていれば、売れやすくなります。
3.草津市 売りやすい土地の立地・条件の推移分析と3月の動向を解説
ここでは、草津市で取引された土地の立地・条件について分析し、ここ1年間の動向の推移と3月の動向について解説します。
草津市で売りやすい土地の立地・条件のポイントは以下の3つです。
- 売りやすい立地・条件は、草津(滋賀)/南草津駅から徒歩25分圏内で187㎡程度の土地が売れています。
- 3月は「草津(滋賀)駅周辺/187㎡程度/徒歩25分圏内」の土地が比較的多めに取引されました。
- 東矢倉エリアで土地をお探しの方がいらっしゃいます!
3-1.草津市で売りやすい土地の立地・条件の推移の分析
草津市のデータから売れ筋の土地の立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分析しました。
若干変動があるものの、二世帯住宅などにも活用可能な180㎡以上の広い土地が活発に取引されている傾向には変化がありませんでした。
ただ駅徒歩はこの半年で20分以内から、25分以内と少し駅から遠い立地でも取引が行われました。
ここ半年では、草津(滋賀)/南草津駅から徒歩25分圏内で187㎡前後の土地が売れています。
立地・ 条件 |
ここ半年 | その前の 半年間 |
差 |
---|---|---|---|
駅徒歩 (平均) |
23.2分 | 19.8分 | 3.4分 |
面積(平均) | 185.97㎡ | 185.52㎡ | 0.45㎡(0.2%) |
㎡単価(平均) | 8.62万円 | 7.62万円 | 1.00万円(13.1%) |
最寄駅 | 草津(滋賀)/南草津 | 南草津/草津(滋賀) | - |
参照:国土交通省 不動産情報ライブラリ
参照:レインズ
3-2.草津市で3月に取引された土地の立地・条件の動向を解説
弊社が把握している、草津市内で取引された土地3件の立地・条件を分析すると、「草津駅」を最寄りとする150~200㎡で2,000万円以下、駅徒歩25分圏内の物件が人気でした。
「草津駅」や「南草津駅」から近い土地は利便性の良さからも土地の価格が住宅地・商業地ともに値上がりの傾向を見せており、予算との兼ね合いなどの理由から駅の距離や場所など、様々な立地条件で取引があり幅広い価格帯の土地取引が増加していると考えられます。
売却期間も6ヵ月以内に売却が決まっているケースが多く、取引が比較的活発に行われていることがわかります。
最寄り駅 | |
---|---|
草津駅 | 2件 |
土地面積 | |
---|---|
150~200㎡ | 2件 |
駅徒歩 | |
---|---|
25分圏内 | 2件 |
売却価格 | |
---|---|
~2,000万円 | 2件 |
売却期間 | |
---|---|
~6ヵ月 | 2件 |
3-3.草津市で土地をお探しのお客様の事例
草津市で土地をお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。
お探しの条件
予算 | 1,800万程度 |
---|---|
地域 | 草津市東矢倉 |
土地面積 | 190㎡ |
土地の状態 | 更地 |
駅徒歩 | 南草津駅から徒歩で25分前後 |
お客様情報:2歳と7歳のお子様がいらっしゃる4人家族です。
旦那様も奥様も電車で通勤されているため、南草津駅から近いこととお子様2人がそれぞれの教育施設に近い場所へマイホームを建てたいと思っています。
南草津駅は、京都や大阪まで1時間以内で到着できるアクセス性に優れた駅です。
南草津駅の周辺地域の中でも東矢倉地区は、南草津駅まで徒歩20分程度でありながら「ののみち保育園」や「草津市立矢倉小学校」などの教育施設近くファミリー世帯からも人気のある環境となっています。
草津市は暮らしやすさや、豊富な負担軽減できる制度に魅力を感じて近隣地域からファミリー世帯が引っ越してくる傾向が強い地域であるために需要は十分にある地域です。
さらに草津市全域で様々な開発計画や建設計画も予定されており、4月も2028年にオープン予定の大型複合施設が発表されました。
今後マイホームだけでなく様々な利用目的での土地需要が高まることに期待ができるでしょう。
参考:朝日新聞「海なし県でもサーフィンを 琵琶湖エリアに複合型施設を建設へ」
参考:草津市土地開発公社 管理業務課「烏丸半島中央部複合型観光集客施設事業用地の土地利用にかかる資料提供について」
参考:草津市役所都市計画部都市地域戦略課「草津 PA と連携した滋賀県南部エリア活性化基本構想」
4.草津市 これからの売却相場・動向の予測
詳細解説
- 3月の草津市土地売却相場は、前月からほぼ横ばいの値動きをみせました。
要因は「面積が半年間の平均程度」で「人気のある地域周辺が中心に取引されて」㎡単価が上がったことが挙げられます。
- 草津駅や、南草津駅周辺は特に強い人気がありますが駅から離れた場所でも、取引が行われています。
ニーズやその地域の相場をよく調べた上で適切な価格設定をすれば、売れやすくなります。 - 草津市では2,000万円以下の土地の引き合いが強いですが、過去に3,000万円以上の土地も取引されている実績があります。商業施設や教育施設などが近いといった付加価値がある立地条件の場合、高めの価格で取引される可能性があります。
- 草津市では全域で様々な開発計画や建設計画も予定されており、4月も2028年にオープン予定の大型複合施設が発表されました。
今後草津市全域において、マイホームも含めて様々な用途での土地需要が高まる可能性は十分にあると判断できます。
参考:朝日新聞「海なし県でもサーフィンを 琵琶湖エリアに複合型施設を建設へ」
参考:草津市土地開発公社 管理業務課「烏丸半島中央部複合型観光集客施設事業用地の土地利用にかかる資料提供について」
参考:草津市役所都市計画部都市地域戦略課「草津 PA と連携した滋賀県南部エリア活性化基本構想」
※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。
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