【2024年2月】草津市 マンション売却相場・動向レポート
2024年2月更新版の、草津市のマンション売却相場の最新動向についてまとめたページです。
1.草津市 1月の売却相場・動向の概要
草津市における、1月度のマンション売却相場・動向データを解析して導き出した、主なトピックは以下です。
項目 | 2024年1月 概要 |
---|---|
売り時か? | 売り時です |
売却相場 (仲介) |
3,113万円 |
売却相場 (買取) |
2,179万円 |
価格動向 | 約29.3%下降 |
取引件数 | 8件(前月比+1件) |
売れやすい特徴 | 徒歩10分圏内で72㎡程度の3LDK |
2.草津市 ここ半年の売却相場推移と1月の売却相場の分析
草津市のマンション売却(価格)相場・動向のここ半年の全体感の推移分析と1月の売却(価格)相場の分析をしてみました。
結論、「売り時」です。
価格が高い物件から安い物件まで、築年数も幅広く様々なタイプの物件に引き合いがり、売りやすい状況が続いています。
草津市は人口が増加傾向にあり、取引件数も先月より1件増えていたことからも引き続き草津市における中古マンション需要は十分に期待ができるといえます。
2-1.草津市で取引されたマンションのここ半年の売却(価格)相場推移の分析
ここ半年の売却(価格)相場・㎡単価の推移について月単位のグラフで整理しました。
1月の中古マンションの平均売却価格は12月に比べて約29.3%下降しました。
1月に平均売却価格が下落したのは、
・12月に立地・物件条件がよいマンションが多く取引されて売却価格が大幅に上昇した値動きが、1月で一旦落ち着いた
・「専有面積が狭い」「駅から遠い」といった物件の取引が多かった
というのが主な要因で、草津市における中古マンション需要が減少したわけではありません。
特徴的な月の細かい値動きについて以下で説明します。
8月は「専有面積が狭い物件」が多く取引されましたが、「築年数が浅い」物件が売買されたことで取引価格が大きく上昇しました。
9月は取引価格は専有面積が狭い・築年数が古い物件の取引中心だった事が影響して、一度下がりましたが、12月まで「築年数が浅い」物件が売買されたため、取引価格の上昇が続きました。
1月のマンションの取引件数は、先月よりも1件増えており草津市の中古マンション需要は引き続き強い状態です。
草津市は安定して人口増加の傾向にあり、中古マンション需要は今後も十分に期待ができます。
ここ半年は、1月のように「専有面積が狭く」「駅から遠い」マンションから、12月のように「専有面積が広く」「駅から近い」マンションまで、価格が高いものから安いものまで様々な物件の取引が行われています。
上記のことから、需要が高く様々なタイプの物件に引き合いがある草津市の中古マンションは、売りやすく「売り時」と言えます。
2-2.草津市で取引されたマンションの1月の売却(価格)相場の分析
前月比で平均売却価格は約29.3%下降しました。
1月と12月の売却価格、㎡単価、専有面積、築年数、取引件数は下記の通りです。
比較軸 | 1月 | 12月 |
---|---|---|
売却価格 | 3,113万円 | 4,405万円 |
㎡単価 | 43.03万円 | 52.11万円 |
専有面積 | 72.34㎡ | 84.53㎡ |
築年数 | 17.03年 | 14.03年 |
取引件数 | 8件 | 7件 |
草津市における1月と12月のマンション取引市場は、3,000万円以上で築年数15年前後、専有地面積が70㎡以上のマンションに人気が集まりました。
1月に取引されたマンションの特徴は12月と比較して、「㎡単価がより安く」「専有面積がより狭い」マンションの取引が多くされました。
特に専有面積は約12㎡狭くなっています。
「専有面積が狭い」といっても、半年で見れば平均的程度で目立って狭いわけではなく、1月はマンションの広さ等の建物条件よりも価格の安いマンションの引き合いが強まったと考えられます。
草津市は人口は安定的な増加を遂げており、中古マンション需要に引き続き期待できると判断できます。
さらに近年全国的に高齢者が金銭的な理由や、ダウンサイズやバリアフリーなど住みやすい物件へ住み替えの検討をすることも多く、高齢者の住み替えは一戸建てではなく、分譲マンションや賃貸マンションを選ぶ傾向にあります。
草津市でも老年人口は年々増えているため、持ち家に住んでいる高齢者からの住み替えによる中古マンション需要も高まると考えます。
参考:草津市役所「1.◆◇本市の高齢者の状況◇◆」
参考:一般社団法人 不動産流通経営協会「高齢期における住替え意向に関する把握調査 概要版」
3.草津市 売りやすいマンションの立地・条件の推移分析と1月の動向を解説
ここでは、草津市で取引されたマンションの立地・条件について分析し、ここ1年間の動向の推移と1月の動向について解説します。
草津市で売りやすいマンションの立地・条件のポイントは以下の3つです。
- ・売りやすい立地・条件は1年前と比べ、専有面積は横ばいで㎡単価の高い物件の取引が増え、草津駅/南草津駅から徒歩10分圏内で75㎡前後のマンションが売れています。
- ・1月は「南草津駅周辺/3LDK/駅徒歩10分圏内」の物件が比較的多めに取引されました。
- ・草津市南草津で3LDKの物件をお探しの方がいらっしゃいます!
3-1.草津市で売りやすいマンションの立地・条件の推移の分析
草津市のデータから売れ筋のマンションの立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分析しました。
売りやすいマンションの立地・条件の中で、広さと最寄り駅は大きく変化がなかったものの、専有面積が狭く㎡単価の高い物件の取引が増えたと言えます。
ここ半年では、草津駅/南草津駅から徒歩10分圏内で75㎡程度のマンションが売れています。
立地・ 条件 |
ここ半年 | その前の 半年間 |
差 |
---|---|---|---|
駅徒歩 (平均) |
8分 | 7.2分 | 0.8分 |
専有面積(平均) | 75.06㎡ | 76.36㎡ | -1.30㎡(-1.7%) |
㎡単価(平均) | 45.91万円 | 40.35万円 | 5.56万円(13.8%) |
最寄駅 | 草津(滋賀)/南草津 | 草津(滋賀)/南草津 | - |
参照:国土交通省 土地総合情報システム
参照:レインズ
3-2.草津市で1月に取引されたマンションの立地・条件の動向を解説
弊社が把握している、草津市内で取引されたマンション8件の立地・条件を分析すると、特に「南草津駅」を最寄りとする72㎡程度の3LDKで、価格帯は3,100万円前後で駅徒歩は10分圏内に位置する物件が人気でした。
売却期間は特に6か月が多く、活発に取引が行われています。
最寄り駅 | |
---|---|
南草津駅周辺 | 6件 |
草津(滋賀)駅周辺 | 2件 |
間取り | |
---|---|
2LDK | 2件 |
3LDK | 5件 |
4LDK | 1件 |
駅徒歩 | |
---|---|
10分圏内 | 6件 |
15分圏内 | 2件 |
専有面積 | |
---|---|
~70㎡ | 3件 |
~80㎡ | 4件 |
80㎡以上 | 1件 |
売却価3 | |
---|---|
~3,000万円 | 3件 |
~3,500万円 | 4件 |
3,500万円以上 | 1件 |
売却期間 | |
---|---|
~3ヵ月 | 3件 |
~6ヵ月 | 5件 |
3-3.草津市でマンションをお探しのお客様の事例
草津市でマンションをお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。
お探しの条件
予算 | 3,500万円程度 |
---|---|
築年 | 20年以内 |
地域 | 草津市南草津周辺 |
間取り | 3LDK |
駅徒歩 | JR南草津駅から徒歩10分以内 |
お客様情報:
築20年以内で、3,500万円程度のマンションをお探しのご夫婦です。年齢は70代で持ち家の一戸建てから、マンションへの住み替えを検討しています。
病院への通院があることや、徒歩圏内で買い物のしやすい環境を求めており、南草津駅周辺でお探しです。
JR南草津駅周辺の、南草津や若草は高齢者の人口が多く、ご年配の方が暮らしやすい地域です。
徒歩15分程度の場所に「南草津病院」があり、通院の必要があっても通いやすい距離感は安心です。
また、徒歩10分圏内にはショッピングセンターの「FeriE南草津」や「西友南草津店」があるため、バスに乗ったり車を使ったりする必要がなくとも買い物ができます。
草津市は、高齢者の割合が年々増えていることから高齢者支援や高齢者が快適に暮らせる環境の整備やいきがいづくりに力を注いでおり、草津市役所には「長寿いきがい課」という部門まであります。
上記のように高齢者の方が住みやすいことに加え、子育て支援に力を入れておりファミリー層からも人気がありますので、「駅から少し離れたエリアのマンション」でも、適切な価格設定をすることで売却のチャンスは十分にあると考えています。
4.草津市 これからの売却相場・動向の予測
詳細解説
- 草津市における中古マンションは、1月のように「専有面積が狭く」「価格が安い」マンションから、12月のように「専有面積が広く」「価格が高い」マンションまで幅広い物件条件や価格に、引き合いがあります。
- 草津市は年々世帯数・人口が増加しており、月ごとに多少の値動きがあったとしても安定した相場を維持すると見込んでいます。
- ここ半年の傾向では、よりゆとりのある面積が広いマンションをお探しの方が多くなっています。
しかし、専有面積の狭いマンションは人気がないという訳ではなく、面積が狭い場合は駅や教育施設が近い等の立地や環境の良い場所が人気です。 - 草津市は高齢者の割合が増えており、高齢者が住みやすい生活環境づくりや、サポート制度が整えられています。
全国的に高齢者が住み替えをする際に、病院が近い等の中心地でマンションを検討される方が増えています。
今後草津市でも高齢者の住み替え需要によるマンションの引き合いが強まる可能性が高いでしょう。
特に南草津駅周辺の、南草津や若草で需要が期待できると見込んでいます。参考:草津市役所「1.◆◇本市の高齢者の状況◇◆」
参考:草津市役所健康福祉部長寿いきがい課「高齢者福祉サービス等」
参考:一般社団法人 不動産流通経営協会「高齢期における住替え意向に関する把握調査 概要版」
※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。
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