【2024年1月】草津市 一戸建て(空き家)売却相場・動向レポート
2024年1月更新版の、草津市の一戸建て(空き家)売却相場の最新動向についてまとめたページです。
1.草津市 12月の売却相場・動向の概要
草津市における、12月度の一戸建て(空き家)売却相場・動向データを解析して導き出した、主なトピックは以下です。
項目 | 2023年12月 概要 |
---|---|
売り時か? | 売り時です |
売却相場 (仲介) |
3,090万円 |
売却相場 (買取) |
2,163万円 |
価格動向 | 約29.7%上昇 |
取引件数 | 7件(前月比+2件) |
売れやすい特徴 | 駅徒歩20分圏内で建物面積が100~120㎡ |
2.草津市 ここ半年の売却相場推移と12月の売却相場の分析
草津市の一戸建て(空き家)売却(価格)相場・動向のここ半年の全体感の推移分析と12月の売却(価格)相場の分析をしてみました。
結論、月ごとに値動きはありつつも安定した人口増加によって需要は高まっており、売り時と判断できます。
また売りやすい一戸建ての立地条件も特段大きな変化はなく、安定している状況です。
2-1.草津市で取引された一戸建て(空き家)のここ半年の売却(価格)相場推移の分析
ここ半年の売却(価格)相場の推移について月単位のグラフで整理しました。
12月の中古一戸建ての取引価格は11月に比べて約29.7%上昇し、ここ半年間の平均的な水準を上回る結果となりました。
7月は安く取引されていた中古一戸建ての取引価格は底を打って反転し、8月・9月と高値で取引されていたものの、10月は半年間の平均的な水準まで取引価格が落ち着き、11月に平均水準を下回ったのち、12月は半年の平均水準を上回る売却価格となりました。
上昇した要因としては12月が「土地面積と建物面積が広い」物件が多く取引されたことが挙げられます。
中でも12月の建物面積はこの半年で最も広い数値となりました。
ここ半年の値動きについて詳しく確認すると
7月の価格相場の下落したのは「建物面積が小さく、築年数が古い物件」が多く取引されたからです。
8月~9月は「できるだけ築浅で、土地面積・建物面積が広い物件」が売買されており、このことが取引価格を上昇させている要因の一つです。
10月は「土地面積・建物面積が狭い物件」や「築年数が古い物件」が多く取引されたため、好調だった8月・9月と比べ取引価格が下降しました。
11月は「土地面積・建物面積は広い物件」でしたが「築年数が目立って古い物件」が多く取引されたため、取引価格がここ半年の平均を下回りました。
12月は「土地面積・建物面積が広く、築年数は半年の平均程度の物件」が多く取引されました。
面積の広さや、築年数などの物件の条件が影響して月ごとに値動きがみられますが、人口は安定して増加しており草津市の一戸建て(空き家)需要は十分にある状態です。
2-2.草津市で取引された一戸建て(空き家)の12月の売却(価格)相場の分析
前月比で売却価格は約29.7%上昇しています。
12月と11月の売却価格、土地面積、建物面積、築年数は下記の通りです。
比較軸 | 12月 | 11月 |
---|---|---|
売却価格 | 3,090万円 | 2,382万円 |
土地面積 | 181.81㎡ | 173.72㎡ |
建物面積 | 113.67㎡ | 111.92㎡ |
築年数 | 23.1年 | 28.1年 |
取引件数 | 7件 | 5件 |
12月は11月に比べて「土地面積・建物面積が広い物件」や「築年数が浅い物件」に需要が集まりました。
取引件数に関しても、12月は2件増えています。
草津市の一戸建て取引市場において、12月は前月よりも「面積が広く、築年数も浅い」という良い条件の物件取引が多かったため、売却価格は上昇しました。
草津市役所によると、草津市では子育て支援へ力を注いでおり、草津市周辺の市から子育て世帯の流入超過が続いています。
その傾向は家賃相場が安い周辺の市で暮らしていた夫婦世帯が、子どもができたことで草津市で住宅購入をするという住み替え構造が要因です。
上記の理由で、子育て世帯全体の約43%は一戸建ての持ち家に住んでおり、草津市における一戸建て(空き家)需要は今後も高まっていくと期待できるため、売り時です。・
参考:草津市役所都市計画部建築政策課「草津市の住宅・住環境を取り巻く現状と課題」
3.草津市 売りやすい一戸建て(空き家)の立地・条件の推移分析と12月の動向を解説
ここでは、草津市で取引された一戸建て(空き家)の立地・条件について分析し、ここ1年間の動向の推移と12月の動向について解説します。
草津市で売りやすい一戸建ての立地・条件のポイントは以下の3つです。
- 売りやすい「立地」と「建物面積」に関しては大きな変化がありませんでしたが、「土地面積」は1年前と比較して約15%広くなっています。草津(滋賀)/南草津駅から徒歩20分圏内で、建物面積が110㎡前後の一戸建てが売れています。
- 12月は「南草津駅周辺/4LDK/3,000万円前後」の物件が比較的多めに取引されました。
- 草津市若草地域の物件をお探しの方がいらっしゃいます!
3-1.草津市で売りやすい一戸建て(空き家)の立地・条件の推移の分析
草津市のデータから売れ筋の一戸建て(空き家)の立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分析しました。
若干変動があるものの、売りやすい一戸建ての「立地」に関しては特に大きな変化はありませんでした。
条件としては「土地面積」が約15%広くなっており、1年前よりもよりゆとりのある物件に人気が集まっています。
ここ半年では、草津(滋賀)/南草津駅徒歩20分圏内で110㎡以内の一戸建てが売れています。
立地・ 条件 |
ここ半年 | その前の 半年間 |
差 |
---|---|---|---|
駅徒歩 (平均) |
19.8分 | 18.34分 | 1.46分 |
土地面積 (平均) |
167.56㎡ | 142.38㎡ | 24.18㎡(17.0%) |
建物面積 (平均) |
109.16㎡ | 105.18㎡ | 3.98㎡(3.8%) |
最寄駅 | 草津(滋賀)/南草津 | 草津(滋賀)/南草津 | - |
参照:国土交通省 土地総合情報システム
参照:レインズ
3-2.草津市で12月に取引された一戸建て(空き家)の立地・条件の動向を解説
弊社が把握している、草津市内で取引された一戸建て7件の立地・条件を分析すると、特に「南草津駅」を最寄りとする100~120㎡の4LDKで、3,000万円前後で下記の駅から徒歩20分圏内に位置する物件が人気でした。
売却期間も6ヵ月以内に売却が決まることがほとんどで、取引が比較的活発に行われていることがわかります。
最寄り駅 | |
---|---|
南草津駅周辺 | 4件 |
草津(滋賀)駅周辺 | 3件 |
間取り | |
---|---|
3LDK | 2件 |
4LDK | 5件 |
駅徒歩 | |
---|---|
15分圏内 | 3件 |
20分圏内 | 3件 |
20分圏外 | 1件 |
建物面積 | |
---|---|
80㎡~100㎡ | 2件 |
100㎡~200㎡ | 5件 |
売却価格 | |
---|---|
~3,000万円 | 5件 |
~4,000万円 | 2件 |
売却期間 | |
---|---|
~3ヵ月 | 4件 |
~6ヵ月 | 3件 |
3-3.草津市で一戸建て(空き家)をお探しのお客様の事例
草津市で一戸建てをお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。
お探しの条件
予算 | 3,500万円以内 |
---|---|
築年 | 35年以内 |
地域 | 草津市若草 |
間取り | 4LDK以上 |
駅徒歩 | 南草津駅徒歩30分前後 |
お客様情報:妊娠中の奥様がいらっしゃるご夫婦で、旦那様の通勤を考えて南草津駅からバスで15分以内、バス停からも徒歩5分以内の立地にある一戸建てをお探しです。もうすぐ子どもが生まれる予定なので、4LDKで築年数35年以内の物件を探されています。
お子様がご成長されたときを考えて、保育園や小学校が近い場所を希望されています。
草津市若草エリアは、近所に「若草くるみこども園」や「志津南小学校」があります。
バスに15分乗れば、「JR南草津駅」につくことができ「フェリエ南草津」「西友南草津店」などの広いお店で、お買い物を楽しむこともできます。妊娠中の奥様が通える産婦人科も、駅から5分圏内にあり安心して通える距離感にあります。
草津市は子育て支援に力を入れており、保育園とは別の施設で、保育士が常駐子育て支援施設が複数運営されていたり、紙おむつの支給があったり等の手厚い支援に魅力を感じた夫婦が周辺地域から引っ越してきている傾向にあります。
引っ越し後は賃貸ではなく、草津市で家を購入する方が約半数いるため通勤需要の駅付近や、教育施設周辺は今後も注目が集まる可能性が高まると予測しています。
4.草津市 これからの売却相場・動向の予測
詳細解説
- 12月は「土地面積・建物面積が広い物件」に需要が集中し、11月に引き続き売却価格は上昇傾向です。
草津市は安定した人口増加を続けており、転入超過している子育て世帯の持ち家志向も草津市における子育て世帯全体のほぼ半分を占めています。
そのため草津市における戸建て売却は引き続き「売り時」であると判断できます。 - 草津(滋賀)駅周辺の戸建ては、利便性の高さから人気を集めています。
- 一般的には最寄り駅から徒歩10分圏内の物件が人気ですが、草津市では必ずしも駅近物件だけが人気ではありません。最寄り駅から徒歩20分圏内の物件も比較的売却しやすい傾向にあります。
- 草津市は子育て世代から人気の地域です。そのためゆとりのある4LDKの物件は他の間取りよりも需要が高い状態です。
毎年子育て支援に力をいれている草津市の取り組みからみても、その傾向は続いていくと考えられます。 - 草津市では3,000万円前後の戸建てが多く取引されています。また、引っ越しシーズンなど時期によっては4,000万円以上で取引された事例もあり、駅や商業施設に近く築浅の人気物件は、市場価格以上でも売却が見込める場合もあります。
※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。
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