【2023年8月】草津市 土地売却相場・動向レポート
2023年8月更新版の、草津市の土地売却相場の最新動向についてまとめたページです。
1.草津市 7月の売却相場・動向の概要
草津市における、7月度の土地売却相場・動向データを解析して導き出した、主なトピックは以下です。
項目 | 2023年7月 概要 |
---|---|
売り時か? | 売り時です |
売却相場 (仲介) |
1,342万円 |
売却相場 (買取) |
939万円 |
価格動向 | 約21.5%下降 |
売れやすい特徴 | 駅徒歩30分圏内の200㎡以下 |
2.草津市 ここ半年の売却相場推移と7月の売却相場の分析
草津市の土地売却(価格)相場・動向のここ半年の全体感の推移分析と7月の売却(価格)相場の分析をしてみました。
結論、駅近くの土地はもちろん、駅徒歩30分圏内の駅から遠い土地にも引き合いがある等、需要が旺盛な時期が続いており、売り時と言えます。
2-1.草津市で取引された土地のここ半年の売却(価格)相場推移の分析
ここ半年の売却(価格)相場の推移について月単位のグラフで整理しました。
7月は、売却価格が2月と比べて17.6%下降、先月比で約21.5%下降しています。
7月は6月に比べ、売却相場が下落しているように見えますが、様々なタイプの物件が売れた結果に基づくもののため、深刻に捉える必要はありません。
詳しく述べると、草津市ではここ半年間、㎡単価が7.95万円程度の土地を中心に取引されています。
2月から4月は平均を上回る㎡単価の土地が取引されており、ほぼ前年を上回る価格で取引が行われていました。細かなグラフの上昇下降は、土地面積の差によるものです。
5月には売却価格相場が大きく下落しているように見えますが、これは「駅から遠く、㎡単価が低い土地」が多く取引された事が理由です。
駅近くの土地だけではなく、駅から遠い地域の土地にまで購入のニーズが拡大している事を示していると言えます。
また、6月は、逆に売却価格相場が大きく上昇しているように見えます。
これは「駅から近く、㎡単価が高い土地」が多く取引された事が上昇の理由です。
そして、7月は下落しているように見えますが「駅から遠く、㎡単価が低い土地」が多くされた事が理由で、5月の一時的に下がった価格を除けばこの価格変動は通常の値動きの範囲内なので安定した取引が続いていると判断できます。
これらを総合的に判断すると、「草津市の土地への需要が非常に強く、駅から近い土地から遠い土地、㎡単価の高い土地から低い土地まで幅広く取引が行われている」ことを示していると言えます。
2-2.草津市で取引された土地の7月の売却(価格)相場の分析
先月比で均売却価格は約21.5%下降しています。
7月と6月の取引価格、㎡単価、土地面積は下記の通りです。
比較軸 | 7月 | 6月 |
---|---|---|
取引価格 | 1,342万円 | 1,710万円 |
㎡単価 | 7.07万円 | 9.29万円 |
土地面積 | 189.98㎡ | 184.11㎡ |
7月と6月を比較すると、㎡単価に差があります。
7月と6月に取引された土地を比較すると、面積にはほぼ差がありませんが、㎡単価は7月が「約7.07万円」6月が「約9.29万円」と、7月は平均単価が約2.22万円引くかったので取引価格にも差が生じました。「駅から遠い、㎡単価の低い土地」の取引が多かったので、平均㎡単価が下降しているのです。
最後に、7月までの相場の動きと草津市の人口動態等のマクロ要件も併せて解析すると、現在草津市の土地は「売り時」と判断できます。
短期的に見ると駅近くの土地はもちろん、駅徒歩30分圏内の駅から遠い土地にも引き合いがある等、需要が旺盛な時期が続いており、土地の需要が根強く継続する見込みです。
従って現時点では、どんな土地にも一定の需要があり、値引きせずともしっかり売れるので「売り時」と判断しています。
実際に、駅徒歩20分圏内から30分圏内の土地まで、様々なタイプの土地が取引されています。
3.草津市 売りやすい土地の立地・条件の推移分析と7月の動向を解説
ここでは、草津市で取引された土地の立地・条件について分析し、ここ1年間の動向の推移と7月の動向について解説します。
草津市で売りやすい土地の立地・条件のポイントは以下の3つです。
- 売りやすい立地・条件に大きな変化はなく、草津(滋賀)/南草津駅から徒歩20分圏内で186㎡程度の土地が売れています。
- 7月は「草津(滋賀)駅周辺/200㎡以下/徒歩20分圏内」の土地が比較的多めに取引されました。
- 矢倉小学校学区内で物件をお探しの方がいらっしゃいます!
3-1.草津市で売りやすい土地の立地・条件の推移の分析
草津市のデータから売れ筋の土地の立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分析しました。
若干変動があるものの、二世帯住宅などにも活用可能な150㎡以上の比較的広い土地が活発に取引されているという傾向に変化はなく、売りやすい土地の立地・条件に特に大きな変化はないと言えます。
ここ半年では、草津(滋賀)/南草津駅から徒歩20分圏内で186㎡程度の土地が売れています。
立地・ 条件 |
ここ半年 | その前の 半年間 |
差 |
---|---|---|---|
駅徒歩 (平均) |
19.5分 | 19.6分 | -0.08分 |
広さ (平均) |
186.2㎡ | 185.87㎡ | 0.33㎡(0.2%) |
最寄駅 | 草津(滋賀)/南草津 | 草津(滋賀)/南草津 | - |
参照:国土交通省 土地総合情報システム
参照:レインズ
3-2.草津市で7月に取引された土地の立地・条件の動向を解説
弊社が把握している、草津市内で取引された土地3件の立地・条件を分析すると、「草津駅」を最寄りとする200㎡以下で2,000万円以下、駅徒歩30分圏内の物件が人気でした。
「草津駅」や「南草津駅」から近い土地は利便性の良さからも土地の価格が住宅地・商業地ともに値上がりの傾向を見せており、予算との兼ね合いなどの理由から「駅から遠い、㎡単価の安い土地」の取引が増加傾向にあると考えられます。
売却期間も6ヵ月以内に売却が決まっているケースが多く、取引が比較的活発に行われていることがわかります。
最寄り駅 | |
---|---|
草津(滋賀)駅 | 2件 |
南草津駅 | 1件 |
土地面積 | |
---|---|
150~200㎡ | 3件 |
駅徒歩 | |
---|---|
20分圏内 | 1件 |
30分圏内 | 2件 |
売却価格 | |
---|---|
~1,000万円 | 2件 |
~2,000万円 | 1件 |
売却期間 | |
---|---|
~6ヵ月 | 3件 |
3-3.草津市で土地をお探しのお客様の事例
草津市で土地をお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。
お探しの条件
予算 | 2,000万程度 |
---|---|
地域 | 草津市矢倉地区 |
土地面積 | 180㎡ |
土地の状態 | 更地 |
駅徒歩 | 南草津駅徒歩20分圏内 |
お客様情報:「南草津」駅より徒歩20分圏内の矢倉小学校の学区内でお探しです。ご実家近くに5人家族の住めるマイホームを建てるため、180㎡の土地をご希望です。
若いファミリー層に人気を博している草津市全体の中でも、南草津駅は京都駅まで約20分、大阪駅まで約50分であることから利便性がよいことが大変人気です。
矢倉地区には南草津病院や近江草津徳洲会病院があったり、矢倉こども園や矢倉小学校などの教育機関があることもファミリー層からの支持がある理由です。
そのため、上記と同じような条件で土地を探しているお客様は多数いらっしゃり、当分この傾向は続く見込みがあります。
人気が高いため常に需要に見合うだけの供給が徒歩20分圏内にあるとは限らないので、駅からの徒歩分数が長くても価格を低めに設定して売り出すなどすれば迅速な売却が出来る可能性があります。
4.草津市 これからの売却相場・動向の予測
詳細解説
- 草津駅・南草津駅周辺の土地は利便性の良さから注目されています。この傾向はより強まっていくでしょう。
- 一般的に駅徒歩10分圏内の駅近の土地の人気が高い傾向にありますが、草津市では一概に駅近の土地が人気ともいえず、駅徒歩20分圏外の土地も多く取引されています。
- 草津市でここ半年に取引された土地の面積は平均約185㎡となっています。6月時点でも200㎡程度の土地が多く取引されており、今後もその傾向は続くと考えられます。
- 草津市では2,000万円以下の土地の引き合いが強いですが、3,000万円以上の土地も取引されている実績があります。商業施設や教育施設などが近いといった付加価値がある立地条件の場合、高めの価格で取引される可能性もあります。
- 草津市は住宅地・商業地ともに公示地価が上昇していますが、不動産価格は様々な要因で大きく変動するため予測することが難しいので、慎重に検討をすることが重要です。
※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。
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