【2023年11月】草津市 土地売却相場・動向レポート
2023年11月更新版の、草津市の土地売却相場の最新動向についてまとめたページです。
1.草津市 10月の売却相場・動向の概要
草津市における、10月度の土地売却相場・動向データを解析して導き出した、主なトピックは以下です。
項目 | 2023年10月 概要 |
---|---|
売り時か? | 売り時です |
売却相場 (仲介) |
1,616万円 |
売却相場 (買取) |
1,131万円 |
価格動向 | 約2.6%上昇 |
売れやすい特徴 | 駅徒歩25分圏内の200㎡以下 |
2.草津市 ここ半年の売却相場推移と10月の売却相場の分析
草津市の土地売却(価格)相場・動向のここ半年の全体感の推移分析と10月の売却(価格)相場の分析をしてみました。
結論、駅から徒歩30分など多少不便な土地であっても土地需要は高く、草津市の土地は「売り時」と言えます。
2-1.草津市で取引された土地のここ半年の売却(価格)相場推移の分析
ここ半年の売却(価格)相場の推移について月単位のグラフで整理しました。
10月の売却価格は先月比で約2.6%上昇し、ここ半年間で2番目に高い売却価格となりました。
7月から8月にかけて売却価格は一時的に下落傾向にありましたが、9月から10月にかけて、徐々に上昇傾向を見せています。
また、㎡単価はここ半年間で平均7.86万円程度の土地が主に取引されています。
5月を除き、各月平均前後の㎡単価の土地が売買されており、売却価格の細かな上下動は土地面積の差に起因しているため、過度に懸念する必要はありません。
月ごとの動向を見ると、6月は売却価格相場が上昇しています。これは「駅に近く、㎡単価が高い土地」が多く取引されたためです。
一方で、5月と7月は売却価格相場が大きく下落しているように見えますが、これは「駅から遠く、㎡単価が低い土地」が多く売買されたためです。
駅近くの土地だけでなく、駅から遠い地域の土地にも需要が広がっていることを示しています。
また、8月は㎡単価が高いにも関わらず売却価格が下降していますが、これは「土地面積が狭い土地」が多く売買されたことが原因です。
9月と10月は、「㎡単価が平均を上回る広い土地」に需要が集まり、取引価格を大きく上昇させました。
これらを総合的に判断すると、「草津市の土地への需要が強く、駅近の土地から遠い土地、㎡単価の高い土地から低い土地に至るまで、幅広い範囲で取引が行われている」ことを示していると言えます。
2-2.草津市で取引された土地の10月の売却(価格)相場の分析
先月比で平均売却価格は約2.6%上昇しました。
10月と9月の取引価格、㎡単価、土地面積は下記の通りです。
比較軸 | 10月 | 9月 |
---|---|---|
取引価格 | 1,616万円 | 1,575万円 |
㎡単価 | 9.50万円 | 8.07万円 |
面積 | 170.00㎡ | 195.13㎡ |
10月と9月を比較すると、㎡単価と土地面積に違いが見られます。
10月の土地面積は9月と比較して25.13㎡狭くなっていますが、㎡単価が1.43万円上昇しており、これが取引価格の差に影響を与えました。
このことから、10月は9月よりも狭いが㎡単価の高い立地条件が良い土地の取引が多かったことがわかります。
次に、10月までの相場の動向と草津市の人口動態などのマクロ要件を踏まえて分析すると、現在の草津市における土地市場は「売り時」と判断できます。
短期的な観点から見ると、駅から徒歩30分など多少不便な土地であっても土地需要は高く、現状は幅広いタイプの土地に対して一定の需要があるため、価格を下げることなくしっかりと売却することが可能とみています。
実際に、駅から徒歩20分圏内から30分圏内に至るまで、多様な種類の土地が市場で取引されていることから、土地需要はしばらく継続する見込みです。
3.草津市 売りやすい土地の立地・条件の推移分析と10月の動向を解説
ここでは、草津市で取引された土地の立地・条件について分析し、ここ1年間の動向の推移と10月の動向について解説します。
草津市で売りやすい土地の立地・条件のポイントは以下の3つです。
- 売りやすい立地・条件は、草津(滋賀)/南草津駅から徒歩25分圏内で185㎡程度の土地が売れています。
- 10月は「草津(滋賀)駅周辺/200㎡以下/徒歩25分圏内」の土地が比較的多めに取引されました。
- 矢倉エリアで土地をお探しの方がいらっしゃいます!
3-1.草津市で売りやすい土地の立地・条件の推移の分析
草津市のデータから売れ筋の土地の立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分析しました。
若干変動があるものの、二世帯住宅などにも活用可能な150㎡以上の比較的広い土地が活発に取引されているという傾向に変化はなく、売りやすい土地の立地・条件に特に大きな変化はないと言えます。
ここ半年では、草津(滋賀)/南草津駅から徒歩25分圏内で185㎡前後の土地が売れています。
立地・ 条件 |
ここ半年 | その前の 半年間 |
差 |
---|---|---|---|
駅徒歩 (平均) |
23.2分 | 19.8分 | 3.40分 |
面積(平均) | 182.40㎡ | 185.07㎡ | -2.67㎡(-1.4%) |
㎡単価(平均) | 7.85万円 | 8.67万円 | -0.82万円(-9.5%) |
最寄駅 | 草津(滋賀)/南草津 | 南草津/草津(滋賀) | - |
参照:国土交通省 土地総合情報システム
参照:レインズ
3-2.草津市で10月に取引された土地の立地・条件の動向を解説
弊社が把握している、草津市内で取引された土地2件の立地・条件を分析すると、南草津駅」を最寄りとする200㎡以下で2,000万円以下、駅徒歩25分圏内の物件が人気でした。
「草津駅」や「南草津駅」から近い土地は利便性の良さからも土地の価格が住宅地・商業地ともに値上がりの傾向を見せており、予算との兼ね合いなどの理由から「駅から遠い、㎡単価の安い土地」の取引が増加傾向にあると考えられます。
売却期間も6ヵ月以内に売却が決まっているケースが多く、取引が比較的活発に行われていることがわかります。
最寄り駅 | |
---|---|
草津駅 | 2件 |
土地面積 | |
---|---|
150~200㎡ | 2件 |
駅徒歩 | |
---|---|
25分圏内 | 2件 |
売却価格 | |
---|---|
~2,000万円 | 2件 |
売却期間 | |
---|---|
~6ヵ月 | 2件 |
3-3.草津市で土地をお探しのお客様の事例
草津市で土地をお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。
お探しの条件
予算 | 2,200万程度 |
---|---|
地域 | 草津市東矢倉 |
土地面積 | 160㎡ |
土地の状態 | 更地 |
駅徒歩 | 20分前後 |
お客様情報:現在近江八幡市のアパートにお住まいで、お子様が小学校に上がられるのを機にマイホームを建てるため、通勤のしやすい草津市で土地をお探しです。お子様の通学のことを考え、小学校から徒歩10分圏内の土地を希望されています。
矢倉エリアは南草津駅から徒歩20分前後、草津市立矢倉小学校が徒歩10分前後の距離に位置しており、ファミリー層に人気があります。南草津駅前には西友やコンビニといった商業施設があり、買い物のしやすさも評価されています。また、駅を挟んだ南草津エリアには病院施設もあるため、生活環境が整ったエリアといえます。
上記のような条件を求めるお客様は数多くいらっしゃるため、当分の間、この傾向が続くと予想されます。
住み替えを検討されているお客様も多いですが、小さなお子さんがいるファミリー層は、必ずしも駅から徒歩10分以内の土地を求めているわけではありません。したがって、駅からの距離が多少遠くても、価格を適正に設定すれば、迅速な売却が期待できるでしょう。
4.草津市 これからの売却相場・動向の予測
詳細解説
- 草津駅・南草津駅周辺の土地は利便性の良さから注目されています。この傾向はより強まっていくでしょう。
- 一般的に駅徒歩10分圏内の駅近の土地の人気が高い傾向にありますが、草津市では一概に駅近の土地が人気ともいえず、駅徒歩20分圏外の土地も多く取引されています。
- 草津市でここ半年に取引された土地の面積は平均約185㎡となっています。駅近の土地であれば165㎡、少し離れると200㎡前後の土地が多く取引されており、今後もその傾向は続くと考えられます。
- 草津市では2,000万円以下の土地の引き合いが強いですが、過去に3,000万円以上の土地も取引されている実績があります。商業施設や教育施設などが近いといった付加価値がある立地条件の場合、高めの価格で取引される可能性もあります。
- 草津市は住宅地・商業地ともに公示地価が上昇していますが、不動産価格は様々な要因で大きく変動するため予測することが難しいので、慎重に検討をすることが重要です。
※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。
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