【2024年1月】草津市 マンション売却相場・動向レポート
2024年1月更新版の、草津市のマンション売却相場の最新動向についてまとめたページです。
1.草津市 12月の売却相場・動向の概要
草津市における、12月度のマンション売却相場・動向データを解析して導き出した、主なトピックは以下です。
項目 | 2023年12月 概要 |
---|---|
売り時か? | 売り時です |
売却相場 (仲介) |
4,405万円 |
売却相場 (買取) |
3,084万円 |
価格動向 | 約21.8%上昇 |
取引件数 | 7件(前月比-5件) |
売れやすい特徴 | 徒歩10分圏内で84㎡程度の3LDK |
2.草津市 ここ半年の売却相場推移と12月の売却相場の分析
草津市のマンション売却(価格)相場・動向のここ半年の全体感の推移分析と12月の売却(価格)相場の分析をしてみました。
結論、12月は取引価格も年初来最高値を記録しており「売り時」です。
11月に続いて上昇傾向にあり、ここ半年間で9月以外で3,000万円台を保持しており、12月は平均売却価格4,000万円台を記録しました。
2-1.草津市で取引されたマンションのここ半年の売却(価格)相場推移の分析
ここ半年の売却(価格)相場・㎡単価の推移について月単位のグラフで整理しました。
12月の中古マンションの取引価格は11月に比べて約21.8%上昇し、年初来最高値を記録しました。
11月に前月比25.3%と大幅な上昇がありましたが、今回はさらに上昇して4,000万円台を記録しており「売り時」です。
12月に売却価格が上昇した要因としては、「築年数が浅く」「㎡単価も高く」「専有面積が広かった」という立地・物件条件がよいマンションの取引が多かったことが挙げられます。
月ごとの値動きについてを以下で説明します。
7月は「築年数が古い物件」が多く取引されていましたが、「専有面積は平均以上の広さ」を求められていたことにより、大きな下落は発生しませんでした。
また8月は「専有面積が狭い物件」が多く取引されましたが、「築年数が新しい」物件が売買されたことで取引価格が大きく上昇しました。
10月と11月も8月と同様に「築年数が新しい」物件が売買されたため、取引価格が大きく上昇しました。
9月は取引価格は専有面積が狭い・築年数が古いなどの建物条件が影響して、一度下がりました。
人気の高い草津市において、12月は引き続き築年数が新しいマンションに需要が集中した月となりました。
2-2.草津市で取引されたマンションの12月の売却(価格)相場の分析
前月比で平均売却価格は約21.8%上昇しています。
12月と11月の売却価格、㎡単価、専有面積、築年数、取引件数は下記の通りです。
比較軸 | 12月 | 11月 |
---|---|---|
売却価格 | 4,405万円 | 3,618万円 |
㎡単価 | 52.11万円 | 49.97万円 |
専有面積 | 84.53㎡ | 72.40㎡ |
築年数 | 14.0年 | 14.1年 |
取引件数 | 7件 | 12件 |
草津市における12月と11月のマンション取引市場は、3,500万円以上で築年数14年程度、専有地面積が70㎡以上のマンションに人気が集まりました。
12月に取引されたマンションの特徴は11月と比較して、「㎡単価がより高く」「専有面積がより広い」マンション取引が多くされました。
特に専有面積は約12㎡広くなっており、広さにゆとりがあるマンションに強い引き合いがありました。
上記のように建物や立地条件がよかったことが影響して、12月はこの1年で最も高水準の平均売却価格を記録しています。
草津市は2023年12月も含めて、2023年全体を通して安定的に人口は増加をしています。
そのため需要は引き続き期待でき、今後もしばらく安定した相場を保っていくと見込んでいます。
3.草津市 売りやすいマンションの立地・条件の推移分析と12月の動向を解説
ここでは、草津市で取引されたマンションの立地・条件について分析し、ここ1年間の動向の推移と12月の動向について解説します。
草津市で売りやすいマンションの立地・条件のポイントは以下の3つです。
- 売りやすい立地・条件は1年前と比べ、専有面積が狭く㎡単価の高い物件の取引が増えました。草津駅/南草津駅から徒歩10分圏内で84㎡程度のマンションが売れています。
- 12月は「南草津駅周辺/3LDK/駅徒歩10分圏内」の物件が比較的多めに取引されました。
- 草津市野路で3LDKの物件をお探しの方がいらっしゃいます!
3-1.草津市で売りやすいマンションの立地・条件の推移の分析
草津市のデータから売れ筋のマンションの立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分析しました。
売りやすいマンションの立地・条件の中で、広さと最寄り駅は大きく変化がなかったものの、専有面積が狭く㎡単価の高い物件の取引が増えたと言えます。
ここ半年では、草津駅/南草津駅から徒歩10分圏内で75㎡程度のマンションが売れています。
立地・ 条件 |
ここ半年 | その前の 半年間 |
差 |
---|---|---|---|
駅徒歩 (平均) |
8分 | 7.2分 | 0.8分 |
専有面積(平均) | 75.60㎡ | 76.78㎡ | -1.18㎡(-1.5%) |
㎡単価(平均) | 45.77万円 | 40.21万円 | 5.56万円(13.8%) |
最寄駅 | 草津(滋賀)/南草津 | 草津(滋賀)/南草津 | - |
参照:国土交通省 土地総合情報システム
参照:レインズ
3-2.草津市で12月に取引されたマンションの立地・条件の動向を解説
弊社が把握している、草津市内で取引されたマンション7件の立地・条件を分析すると、特に「南草津駅」を最寄りとする84㎡程度の3LDKで、価格帯は4,400万円前後で駅徒歩は10分圏内に位置する物件が人気でした。
売却期間は特に6か月が多く、活発に取引が行われています。
最寄り駅 | |
---|---|
南草津駅周辺 | 5件 |
草津(滋賀)駅周辺 | 2件 |
間取り | |
---|---|
2LDK | 1件 |
3LDK | 5件 |
4LDK | 1件 |
駅徒歩 | |
---|---|
10分圏内 | 6件 |
15分圏内 | 1件 |
専有面積 | |
---|---|
~70㎡ | 1件 |
~80㎡ | 2件 |
80㎡以上 | 4件 |
売却価格 | |
---|---|
~3,000万円 | 1件 |
~3,500万円 | 1件 |
3,500万円以上 | 5件 |
売却期間 | |
---|---|
~3ヵ月 | 3件 |
~6ヵ月 | 4件 |
3-3.草津市でマンションをお探しのお客様の事例
草津市でマンションをお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。
お探しの条件
予算 | 4,000万円程度 |
---|---|
築年 | 20年以内 |
地域 | 草津市野路周辺 |
間取り | 3LDK |
駅徒歩 | JR南草津駅から徒歩10分以内 |
お客様情報:
築年数20年以内、4,000万程度のマンションをお探しのご夫婦です。1歳になる双子のお子様がいらっしゃいます。
半年後に奥様も産後休暇を終えて復職をされる予定のため、通勤に便利なJR南草津駅周辺であることと育児環境が整っていることを重視されてます。
野路はJR南草津駅に隣接しています。JR南草津駅は快速電車が停止するため、中心地へのアクセスが抜群で通勤の利便性が高い駅です。JR南草津駅に直結しているショッピングセンターとしてはFeriE南草津があったり、駅から徒歩1分の距離に西友南草津店があったりとお買い物にも困りません。
草津市は子育て支援に力を入れており、ファミリー層から人気です。
例えば今回のお客様のように双子がいるなど3歳以下の多胎児家庭だった場合「多胎児家庭ホームヘルパー派遣事業」というものを運営しており、保育園以外でも家事や育児をサポートしてもらえる制度があります。
草津市は、上記の利点に魅力を感じた子育て世帯や若い夫婦世帯から注目を集める可能性が高く、今後も需要は安定していると見込んでいます。
4.草津市 これからの売却相場・動向の予測
詳細解説
- 草津市のマンションの平均売却価格は11月に年初来最高値を記録し、12月にさらに高値を更新しました。安定して世帯数・人口が増加しており、月ごとに多少の値動きがあったとしても安定した相場を維持すると見込んでいます。
- 12月は平均売却価格が4,000万台を突破しました。特にファミリー層からの人気が年々高まっていることから、よりゆとりのあるマンションをお探しの方が多くなっています。
しかし、専有面積が狭いマンションが人気がないという訳ではなく、幼稚園や小学校等の教育施設が近い・駅までのアクセスがよいなどの条件があれば売れやすくなります。 - 草津市は元々アクセス性に優れていながら、草津駅や南草津駅中心地周辺で魅力ある店舗誘致を進めていたり、子育て環境を手厚く支援していたりすることで若者世代や子育て世代からの支持を集めています。
中でも南草津駅周辺では今後も人気が集まり、取引価格が高騰することも期待できます。
ただ南草津駅周辺は人気が集中している状態なので、徒歩だけでなくバスで南草津駅まで15分以内という立地にも一定の需要があるでしょう。 参考:草津市都市計画部都市計画課「草津市中心市街地活性化基本計画(第2期)」
参考:草津市都市計画部都市計画課「令和4年度 草津市中心市街地活性化基本計画の定期フォローアップに関する報告」
※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。
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