【2023年8月】草津市　マンション売却相場・動向レポート

2-1.草津市で取引されたマンションのここ半年の売却（価格）相場推移の分析

ここ半年の売却（価格）相場・㎡単価の推移について月単位のグラフで整理しました。

7月は半年前に比べて価格は横ばい、先月比で約2.0%下降しています。
2月以降価格が徐々に右肩下がりとなりましたが、6月に2月とほぼ同水準まで上昇した価格を維持しています。

詳しく述べると、草津市のマンションはここ半年間平均的に㎡単価40万程度で取引されていますが、2月は築年数の浅い比較的高めの物件の取引が増加したことで、平均売却価格が押し上がりグラフが上に振れています。

そして2月から5月にかけて売却価格相場が徐々に下落していっている様に見えますが、これは物件の市場価値が落ちたわけではなく、㎡単価が高い物件から安い物件まで幅広い価格帯の物件が取引された結果、平均売却価格が押し下げられただけなので、深刻に捉える必要はありません。

また、このグラフからは読み取れませんが、5月に取引された物件数自体は半年間の平均を上回っていて、市場は活況を呈しています。従って5月の下落は市況の落ち込みを示すものではなく、逆に「幅広い価格帯の物件が売れている（物件が売りやすい）」という事を示していると考えられます。

7月は、6月に引き続き価格相場と㎡単価の高値を維持しています。
これは草津市の人気がまだまだ根強く、今後も継続していくことが、分かりやすく数字に出ていると言えます。

2-2.草津市で取引されたマンションの7月の売却（価格）相場の分析

先月比で平均売却価格は約2.0％下降しています。

7月と6月の売却価格、㎡単価、専有面積、築年数は下記の通りです。

7月と6月を比較すると、各種要件が横ばいになっているため、1.9％の下降と誤差程度の差分しかない売却価格となっています。
草津市における7月のマンション取引市場は、大きなトピックもなく安定した状況だったと言えます。

最後に、7月までの相場の動きと草津市の人口動態等のマクロ要件も併せて解析すると、現在草津市のマンションは「売り時」と判断できます。

短期的に見ると平均的な価格のものから少し高額な物件まで幅広い取引があり、様々なタイプの物件を買い求める人が多い状況が続いており、また長期的に見ても草津市の人気は底堅く、子育て世代・働き世代向けマンションの需要が根強く継続する見込みです。

従って現時点では、どんな物件にも一定の需要があり、値引きせずともしっかり売れるので「売り時」と判断しています。

3-1.草津市で売りやすいマンションの立地・条件の推移の分析

草津市のデータから売れ筋のマンションの立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分析しました。

売りやすいマンションの立地・条件の中で、広さと最寄り駅は大きく変化がなかったものの、駅からより近い物件の取引が増えたと言えます。
ここ半年では、南草津駅／草津駅から徒歩10分圏内で76㎡程度のマンションが売れています。

参照：国土交通省 土地総合情報システム
参照：レインズ

3-2.草津市で7月に取引されたマンションの立地・条件の動向を解説

弊社が把握している、草津市内で取引されたマンション10件の立地・条件を分析すると、特に「南草津駅」を最寄りとする76㎡程度の3LDKで、価格帯は3,200万円以下駅徒歩は10分圏内に位置する物件が人気でした。

ここ半年間の平均値よりも高い水準で取引されており、相場は堅調に推移していると考えられます。

売却期間も特に3ヵ月以内が多く、取引が活発に行われていることがわかります。

3-3.草津市でマンションをお探しのお客様の事例

草津市でマンションをお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。